【悲報】それでも放射線技師になりたいですか?スイッチマン生の声

f:id:air3155:20181125165257p:plain


皆さん、こんにちは

 

私現在このブログは更新しておらず、ブログリニューアルし「放射線技師サイバー大学校」というサイトを運営しております。→https://swichman.com/

こちらへきてください!!

YouTubeもやっております!

→スイッチマン a.k.a MCコクエン

 

 

放射線技師ことスイッチマンです。今現在、某大規模病院にて勤務しております!

 

ネットで放射線技師」とお調べいたしますと皆さん何と書かれている事が多いでしょうか?

 

多分こう書かれていると思います。放射線技師とは医師や歯科医師の指示の元、

放射線を使う検査や治療を行う」まあ定義としてはこうではありますが、実際何するの?と思いませんか?

 

ざっくり言いますとレントゲン、CT、MRIの撮影機器操作やその病院の画像の規定に従って画像を撮っていく感じです。レントゲンを例にしますと、「頸椎の角度を何度に合わせて撮る」など病院の決まりをしっかり順守する医療のカメラマンです。

 

「なんだか、病院の仕事だし難しそう」と思う気持ちはわかりますが実際に働いてる者からすると、「そうでもない」が回答です。

 

皆さん、特に医療従事者の大学に通っている皆さんは、いまアルバイトをされていますよね?されてない方もいるかもしれませんが.....大学からアルバイトをされている方達はいかがでしょう?アルバイトを始めて最初は慣れなくて困惑したことも度々あるかとは思います。しかし、しばらく続けると慣れてきて簡単に業務がルーチン作業として機械的に体が動くと思います。放射線技師の業務も慣れれば日々、ルーチンワークの毎日です。上述したように、病院の決まりを順守しさえすれば大丈夫です。

 

 

まあ結構話を引っ張りましたが、私、現役放射線技師が

以下の点について厳しく!辛口コメントしていきます!

 

 

  • 年収関係
  • 他の医療従事者収入ランキング
  • 就職について
  • 放射線技師の未来

 

 皆さんネットで調べる内容はここがメインだと考えた物をピックアップしております。

 

では初めて行きましょう。

 

 

年収関係について

 放射線技師の年収関係になるのですが、まずは大学病院に努めている私スイッチマンの給与明細の内訳をお見せいたしましょう。

 

2018年11月分の給与明細内訳を発表いたしますと、まず給料総額が28万2325円、そこから税金、年金、保険料関係で5万9638円ほど引かれまして、手取りが22万2687円となっております。この給料うち、残業21時間分4万3625円、住宅手当1万4500円、危険手当(被ばく)6000円、通勤手当が4500円が含まれております。この月は残業も多い月でり、給料が多く、手取り約22万でしたがいつもはさらに少なく、手取り21万当たりが多いです。

 

 

ボーナスはといいますと、2018年6月の賞与は総額43万5760円で7万6000円程引かれて、手取りで35万9175円となっております。年収を額面計算するとおよそ月々の給料28万円×12=336万円ボーナスが43万×2回=86万円で336万+86万=422万円となります。スイッチマンの年収ばらしちゃいました。(笑)

 

 

給与はほとんど公務員スタイルで計算されていますので、年功序列ではあります。

 

ネットでは平均500万と書いてありますが、正直そんなに高くないとスイッチマンは考えております。私の職場の先輩(30~35歳の主任)の給与も知っていますがなんとあまり24歳の僕と変わりませんでした。年功序列といえどほぼ年功序列じゃないです。ただ退職金も加味する場合は、まだ上がるとは思います。

 

ただ年収で、30歳500万いくのは難しいと思った方が良いです。クリニックで働くと最初は良いですが最初が良い分、給料はそこで頭打ちになり昇給はあまりなさそうです。年収500万はなかなか困難。私スイッチマンのような、大学病院系でしたら上記の給料で年収500万に届くには最低でも40歳以降になると思って大丈夫でしょう。

 

国立大学病院は公務員体制ですので、スイッチマンと同じ給料になります。その他、小規模病院、中規模病院の給料もそこまで大きくかわらないかとは思いますが、

ではなぜ平均年収が500万と書かれているかというと昔の50歳台技師の給料が高額で、好条件で雇われているままだからです。この方達が給料平均を上げているのではないかと思います。

 

ではこれから放射線技師になる方達、年収500万は越えたいよねと思われる方達もいらっしゃると思います。そりゃ給料は高いに越したことないしたくさんもらった方が良いとですしね。じゃあどんな病院なら最短で500万を超えられるのかと言うと

 

一つ目はボーナス待遇がすごく良いところ。はい?さっきそんなに給料貰えない

って言ったじゃないの!と思われるかもしれませんが、かなりの給料を出してくれる病院もあるのです。大抵中規模~大規模病院で就職活動中、話題になると思います。

地方では済〇会病院等都心部の病院はほかにもたくさんあるかと思われます。

 

二つ目は、研究など行うと、インセンティブが給料に反映される病院があります。普通、大学病院などの研究ではどんなに仕事以外で研究を頑張っても給料は上がりませんが、一方で他の民間系の大規模病院では研究すればする程給料が上がっていく病院もあるのです。まあ一つ目と結構似てますね(笑)

 

三つ目は企業に就職する事。

医療機器製造メーカー(CT、MRI、AX、RI)の大手に就職する事。職種の名前はアプリケーションスペシャリストという職種で。職務内容は新しいCTなどの画像診断機器を病院さんが導入した場合、そこの技師は最初使い方がわからないので、医療従事者に対して使い方を説明する仕事を行います。外資系のメーカーもありますし年収500万は越えてきます

 

4つ目は大学の教員になる事

なるまで時間がかかりますが年収500万円は超えます。修士とか博士号が必要になってきますので経費と時間が大きくかかってきます。

 

 

他の医療従事者との比較

 

 医者を除く、コメディカルスタッフとの比較に関して、ネットでは看護師よりも良いと書いてありますが看護師のほうが残念ながら給料は良いです。

 

近い給料として肩を並べる職種は臨床検査技師、臨床工学技士です。この2職種と放射線技師の給料はあまり変わらないのが現実です。薬剤師とも比較されますが、大学が6年制ということもあり薬剤師と比較しても放射線技師の方が低いです。薬剤師は独立したりもできますしね。

 

大小関係としましては

薬剤師≧看護師>放射線=検査=工学といった順位になるでしょう。

 

 

放射線技師の就職について

 

次に放射線技師の就職について述べていきますと、結論から申し上げますと場所を選ばなければ就職はできるが、待遇が好条件な病院、中~大規模病院は就職難となっているのが現実です。なぜ昔に比べて就職難になったかというと、技師を輩出する大学が増えた事が最もたる原因だと考えております。

 

しかし、皆さんもやはり待遇の良い病院に就職したいですよね?

では給料関係についてでもちらっと出した2つのような病院に就職するためには

どうしたらいいかを考えていきましょう。

 

まず国立大卒、すなわち高学歴で難関大学に入学する事と思われがちですがそうでは無いのが現実なのです。まあ確かに高学歴であることに越したことはないかもしれませんが高学歴であってもそういった病院に入れない人もたくさんいます。

 

逆にスイッチマンの様なFラン大学でも普通に就職できるし、国立大卒の方が就職試験に落ちてFラン大卒が受かるなんて今はざらです。

 

では、国立大学卒ではなくその他の私立大学の人たちはどうすればよいのか。正直放射線技師の私立大学の偏差値はほとんど低く国立大学では無ければ、若干の偏差値のぶれはあるが変わらない。

 

国立大学は入学するのが難しいが、正直私立大学なら国立は無理でも高校の時それなりに勉強すれば入れます。様は放射線技師には高校時代の勉強としては手ごろでなれるという事。(その分学費は高いが)これらの私立大学はたいして偏差値も変わらないのですべてFラン大とします。

 

話が少々脱線いたしましたが、このFラン大学がどうやって待遇の良い、病院に入れるかに着目します。

 

まず一つ目は、自分の大学の教授と仲良くなること。これがマジ早いです。大学の教授は元放射線技師という方達が多く、待遇の良い病院の技師長とのコネクションを必ず持ってます。待遇のいい病院というのは大抵中規模~大規模病院です。これらの病院は率先して研究が盛んだし、そこの放射線技師トップはそりゃ優秀な方達ですよね?大学の教授も優秀だったから教授になれたわけです。

 

これらの方達は放射線技師界では有名になっており、優秀なひとは優秀な人と仲良くなっていきます。ですのでそこの病院に入りたければ、教授と仲良くなり、教授から待遇の良い病院の技師長に推薦してもらうと高確率で入職できます。

 

このコネクションをもってるFラン大学の学生と、コネクションを持ってない国立大学の学生が就職試験を受けると、おそらくコネクションの持ってるFラン大学が勝ちます。

 

でも良いコネクションを持った教授はおのずと頭のいい国立大の教授として勤務しているんじゃないの?とおもわれるかもしれません。

 

しかし、そうではありません。Fラン大学には待遇の良い病院へのコネクションをたくさんもった教授がいらっしゃいます。というよりFラン大学だからこそ、このコネクションを大切にしないといけないからです。

 

Fラン大学は国立大学よりも偏差値が低いのは事実であり、取柄が少ない。でも最近は学歴はあまり考慮されなくなってきた背景にはこう言った現実があり、大学病院などのトップが放射線技師を退職してFラン大学の教授になりませんか?とくるわけです

 

それでFラン大学に良いコネクションをもった教授が集まるわけです。国立大学は、高学歴だから就職大丈夫とあまりコネクションを作りたがらないのか高学歴に頼り切ってる気がします。

 

ですのでFラン私立に入ったメリットであるコネクションを活かす事に

着目していくと、待遇の良い病院に入る一番の早道です。

 

あとは運ですかね(笑)

 

推測ですが、面接が一番就職試験で重視されるのではないかと思われます。文字より直接での話が一番印象として残りやすいですから。

 

おそらくみんな入りたい病院は決まってきます。待遇のいい情報が学生内の中でも広まって、みんな受けたい受けたいってなる。給料が良いだとか、働きやすいとか色々あると思います。

 

ただし、給料がすごく良い病院は研究があったり意識高い系放射線技師が多いし、業務自体が忙しかったりします。かなり暇で、研究無しですごく給料が良い病院を探すのは

なかなか難しいと思います。

 

でもそこに入りたいと思うのなら頑張らないといけないですね。

 

Fラン大だから無理と思ってる方、他の国立大の学生に負けるとかネガティブな考えを持ってる方達、残念ながらそんなに負けないです(笑)まわりを見ましたが、結局良いとこに就職できてました。共通点はみんな勉強熱心で、そしてコミュニケーション能力が高い友達が多かったです。やはりコミュニケーションは大切です

 

 

 

放射線技師の未来

 最後に、放射線技師の未来について述べていきたいと思います。

 

結論から言いますと、『放射線技師の未来は明るくはない』と考えております。まずは放射線技師の歴史から話すと画像診断機器が高度化したなか、高いレベルでの専門知識や技術を身につけた専門職として診療放射線技師の職域が形成された。

 

レントゲンやCT、MRIといった撮影技術を放射線技師が担う事になった。

 

これに企業の技術革新に伴い放射線技師ができたといっても過言ではないと思います。

そこで近い未来、PC、ITの性能がとてつもなく成長すると言われるなか私たちの画像診断機器はどう発展していくでしょうか?

 

放射線技師は画像診断機器がないと仕事ができませんし放射線技師免許は何の役にも立ちません

 

レントゲン、CT、MRIなどの診断領域で考えてみますと、レントゲンでは角度をある決まった角度にして、ポジショニングといったことが放射線技師のメイン業務になってくると思いますが、さらなる機械の高度化により、これらの業務を機械ですべてまかなえるようになったらいかがでしょう?

 

例えば、半年ごとに外来フォロー(術後の定期健診)を行っている患者さんを検査室に呼び入れて、膝の撮影をするとしましょう。

 

いまは普通に放射線技師の方達がポジショニングをせっせと行っておりますが、さらなる技術革新が行われた5年後は患者さんを呼び入れたと同時にX線機器が前回の膝の画像を記憶し、ある撮影場所に立ってもらうだけで、微弱な放射線や赤外線か何かをあて

前回と全く同じ角度に合わせて撮影ができるという感じになってる

かもしれないですねよね?

 

すべてX線機器が担うようになるかもしれませんよ?

 

あと放射線技師も人間ですのでミスをします。角度が前回とずれていたりもするかもしれません。

 

フォローの患者さんは前回と全く同じ条件で撮影して前回とドクターが比較する事が

非常に重要です人間はミスをします

 

ですが機械、AIなどはどうでしょう。ミスしませんよね?絶対にミスしないんですよ。人間と違って。

 

あと感情を伴わないので、怒られても次の撮影に全くの支障をきたさないでしょう。(笑)

 

あなたがドクターだったらどうでしょう。

 

ミスしていい加減な画像を出したりする人間と毎回確実に同じ画像を素早い時間で提供してくれるAIとどっちが患者さんの診断能が上がるでしょう?

 

CT、MRIでも同じことが言え、レントゲンでは患者とのかかわりが多いのですぐAIにとは言えないかもですがCT、MRIに関しては患者を寝かせるだけです。寝かせたらあとはすべて全自動となるかもしれないですよ?

 

病院に来院される患者さんは、検査中お話をしたい方もいらっしゃると思います、その話相手になるのなら放射線技師じゃなくて看護師さんの方が得意ですよね?

 

放射線技師がAIにかわったところで患者さんは不自由なく病院に来れるし、画像診断も毎回同じ画像が出てきて診断能が上がれば更に良くなり、AIの方が仕事が早いので

撮影で患者さんの待ち時間か減ってさらに質の良い医療を提供できますよね?

 

上述しました通りに、放射線技師の業務は慣れればルーチンワークも毎日と言いましたよね?

 

ルーチンワークとは機械的作業であるという事でこういった業務はAIのほうが得意とされています

 

放射線技師はほとんど機械的作業が業務の大半を占めます。AIにかわってもなんの支障もないと思っております

 

じゃあ放射線技師はやめた方がいいの?

放射線技師学校に入学してしまったがめっちゃ絶望的やん?

 

と思うかもしれません。いまのままただポジショニングをするだけの考えでしたら絶望的ですが、これから放射線技師を目指される方達はいままでと目線を変える必要があります。

 

AIが登場してもたまにエラーが出るかもしれません。エラーが起きるととんでもなく検査が進まず患者さんをかなり待たせてしまう事になりかねません。

 

そのエラーを放射線技師が直す事が出来る。すなわちAIのプログラミング的知識、機器工学の知識を取り入れ、修理をすることができる技師になる。修理してる最中にマニュアルで別の技師が撮影すれば大丈夫ですよね?

 

CT、MRI、レントゲンの機械にエラーがでた時の放射線技師の対応は再起動をかけるか、業者に連絡するかこの2つしか対処法を持ってないです。

 

これじゃエラーがたら終わりで再起動しても治らなかったら、業者に来てもらう必要がある。業者が来るのにも何時間もかかる。患者さんは待てませんし迷惑です。放射線技師直しきらんの?って患者さんからするとなりませんか?

 

今の大学の授業内容を改定する必要があると僕は考えております

 

もっとAIの知識、検査機器が壊れた時に対応できるくらいになっとかないと放射線技師はなくなる職種であると思います。

 

いま放射線技師の学生でいる方達は自分たちの領域に疑いの目を向けて今後の事を考える必要があると思いますし、今いる放射線技師はもっと危機感を持つべきだと思います。

 

あと、放射線技師はなにかと知識に関して天狗になっている方が多い職種だと思います。まあね、研究もたくさんやってるんでしょうね、撮影技術に関してたくさんの勉強をしてきたんでしょうね、

 

自信があるのはよろしいですが、いざ患者さんに急変が起きた時『誰かー!!来て下さい!!』としか言えないし、患者さんのそばにいてあげる事しか出来ないんですよ。

 

放射線技師は医師、看護師、みたいに医療行為はできませんからね。ただの機械屋なだけですので。

 

病院は医師と看護師が病院を回しているのを履き違えてはだめです。

 

果たしてそんな放射線技師はいりますか?

 

そんな危機的状況です、放射線技師は

 

 

 

 でも放射線技師は技師というだけあって病院で情報量最大の身体情報を担う画像診断機器の知識はありますし就職の需要もまだまだあります

 

僕が言いたいのは、現在の放射線技師の業務がAIに取られたら?について考えてない技師が多く危機感がない事です。

 

いまの放射線技師業務の大半をAIが担うのはそんな遠い未来ではない気がします。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず

 

 

 

放射線技師あんま調子乗んな(笑)

 

 

 

 

 

 

以上、超絶辛口目線で記事を書きました(笑)

スイッチマンがみた放射線技師の現状をお伝えしました。